「生き辛さの正体」生き辛い理由は、特性にあるかもしれないという話。うつ病はただの二次症状。

こころ

生きづらさを感じている人が沢山います。

それぞれのすむ場所によって戦ってるものが違いますが社会と戦ってる人間もいます。

それは私を含め、人間社会で「あいつは変わってるからな」と社会と自分のギャップに苦しんでいる人達です。

健常な人にとって馬鹿馬鹿しい話かもしれませんが、凸凹を抱えている人にとっては生きるか死ぬかの話にもなってきます。

そんな人が少しでも減ればいい。そんな思いで書いた記事です。

どうか負けないで。

ここでは、発達の凸凹を中心に取り上げていきます。

実はシンプル。生き辛い理由は枠にハマれていないこと

発達に凸凹があると少なからず、周囲と様々なズレがあります。

  • 考え方、優先順位。距離感(めっちゃ近くに立っちゃう)
  • 第三者の目線に立つことができないために、配慮を欠いた言動。
  • ちょっとしたことに気が付けない。
  • 自分を第三者の目線で見れず、身だしなみに無頓着。
  • 時間なんかも守れなかったり。

知らずのうちに失礼に当たることをして気付かないこともあれば

他者とのギャップ受信すれば「あぁ失敗しちゃったな」と捉えてしまうようなこともあります。

コミュニケーションでの失敗や、仕事のミスが続けば自己肯定感の低下を招きます。

発達の凸凹が多いほど、枠にハマる人間を好むこの社会ではダメージを負っていきます。

ほら、学校は枠にはまった人間を生産し、企業はそんな枠にはまった人間を好むでしょ?

歌舞いてる人がいてもいいんですよ。ほんとうは。愛想が無い人もいてもいいし、遅刻をしまくる人が居てもいい。片付けが苦手な人もいます。

学校も椅子に座り続けて授業を静かに最後まで受けられる人間に育てようとしているでしょ?できない人もいるんです。

生き辛そうな時代ですね

うつ病は生き辛さの二次症状。生き辛さが原因にある

周囲とのズレは自己肯定感の低下を招き、そしてついには、うつ病を招きます。

発達障害の発覚はうつ病の発症からわかる場合が多いようです。

つまり、うつ病は二次障害なのです。

うつ病を叩くには、まず根幹の生き辛さと向き合うことから始めないといけないようです。

ぜったい大切。「たすけて」を言う事。助けを求める事

私は、かつて信じられないくらい仕事が出来ずに、所属していた会社をやめることになりました。

そのあとも、行く先々の仕事で失敗ばかり。

どうしてこんなにできないんだろうかと苦しんだ末に、書店で本に出会いました。

それを読んですぐには自分が発達障害だと認めることはできませんでした。

5年くらい我慢していましたが、ある日突然、普通の人はしないような失敗をする自分を危ぶむ気持が強くなりました。結婚を控えていたからです。

自分は障害者だというレッテルを貼る事になるのは怖かったです。
それでも、ついに自分を調べることにしました。

発達障害支援センターに行き、発達障害の診断をする医療機関にたどり着きました。

ADHDでした。それも典型的なものですといった診断でした。

それでも、私はその診断を疑い医師にしつこく質問をすると

複雑な脳に対して、病名をつけることはナンセンスで、

「自分が何に困難を感じているか」に着目して対処をしていくことが大切であると伝えられました。

私は、その日から投薬治療によって「困難」に立ち向かうことになりました。

困っている人に国は実は優しくて、色々な給付があることを知りました。

今は、国から支援を受けて治療を進めています。

適切な機関に助けを求めれば、支援を受ける事が出来ます。

支援者となった今、たすけてと言われない限り永遠に支援が出来ないことがわかりました。

だから、まずは助けてということが大切なんですね

助けを求めるのは高度なソーシャルスキルです。

難しいかもしれませんが「たすけて」と言って下さい。

その時の経験を活かし、今は発達障害支援の仕事に深く関わっています。

いまでこそ、治療により依然と比べるとできる事は大きく増えてきました。

一人で抱えてる時の事を考えると

今では、ずっと思います。どうしてはやくたすけてくれと求めなかったんだろう。

それでも、コンディションが良くないと発達障害の特性を発揮してしまいますし、受けたトラウマから自信を持てなかったり、あらゆる刺激に対して繊細になってしまう事もあります。

強みを見つける。適職を探すためにいろいろ挑戦しよう

かつて、発達障害は弱みとして認識されていましたが、近年ではその見方は大きく変わり

場合によっては、人と違うってことは強みになりうるという認識に変わってきました。

あるアスリートが残した言葉なのですが、私が霹靂を受けた(ビビっときた)言葉があります。

「発達障害と診断されたら、いろんな事に挑戦してみて。

その中で、自分が夢中になれる事を見つけるんだ。

努力じゃなくて純粋に楽しめる事を見つける事ができればきっと人生は素敵になるよ」

この言葉は、自分にとって一番欲しい言葉でした。私はこれ以来、いろんな事に挑戦してオファーがあれば極力断らないようになりました。

素敵な言葉ですね。誰の言葉ですか?

ごめんなさい。忘れてしまいました…。

外国の人ってのは覚えてます。

まぁ、あなたらしいですね。

生活にも目を向けよう。健全な肉体には健全な魂が宿る

  • 睡眠の短さ
  • 血流の悪さ(貧血)
  • 姿勢の悪さ(体を支える筋肉が無い)
  • 食生活の乱れ

自分は、不眠症で貧血気味で、姿勢がめっちゃ悪いんです。

なんか、納得。

じつはこの辺りもかなり関係しているようです。

知ってますか。うつ病の人って大抵、睡眠できてなくて、貧血気味なんですって。

睡眠も処理能力に大きく関わってきます。

凸凹を抱えている人は集中力を持続するためにこまめなエネルギー補給が必要で、そんな人にこそ間食は必要らしいのです。

集中力持続のためのエネルギー補給。ADHDの人には特に必要。これ知らなくて、初めて聞いたときはびっくりした知識でした。

体の保持力は適切な血の巡りに関わります。

嘘みたいな話ですが筋肉ってこころに良いんです。

筋肉がある程度、こころに影響を与えるというのは、その血液循環が極意にあります。

腸の不調が悪ければ、

腸はこころを元気にする成分を作り出すことに大きく影響している部位なんです。食が乱れればその腸もしっかり乱れます。

おわりに

結局のところ一番伝えたい事ってなんですか?

「たすけてくれ」ということです。

辛いなら「たすけてくれ」と言ってください。

私たち支援者はそれが無いと動けません。

言わなきゃ誰もわかんないですもんね。

助けを求めた人には世間はそんなに冷たくないみたいですよ。

今は苦しいかもしれないけど、あなたを必要としてくれるところはきっとあります。

消えてしまおうと思ったときに、泣きながら私を呼ぶ母の声が聞こえました。

消えなくても良いですよ。

あなたは大切。

訳アリな元会社勤め。発達障害を持ちながら(主に)小学生を世話する仕事をするようになった。恐ろしいことに小学生の育成支援のプロフェッショナルと名乗らなければいけないことに最近気づいた。月に何件かこころだとか、教育の勉強会に金を貰いながら行けるので性に合ってる今日この頃。自己目標は「人格の成熟」メンタルがやられていると書くことで発散しようと筆が進む。

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