はい、アンガーマネジメントについて触れた記事は書いたことがあるのですが、じゃあ自分はどうなのかなということについても書きたいと思い書きました。
というのも、アンガーマネジメントについて調べると結構ネガティブな記事多いんですよね。効かないとか、胡散臭いとか。
私は、アンガーマネジメントはトレーニングという事を聞いていたのでそういった視点で実践しています。
やってみたらどの技術もじわじわと効いてきたというのが正直な感想です。
「全然効かねーぞ」そういう方にこそ見て欲しい記事です。
クリリンのことかー!
過去記事はこちら
「わざと酷いことをされた」悪意からされたと捉えてしまう。
私は、ゲームが好きなのですがスプラトゥーンとかフォートナイトとか対戦するゲームは苦手です。
格闘ゲームとか一時期ハマっていましたが、自分のある一面に気付いて辞めました。
対戦相手が見えないと相手の行動すべての裏に悪意があると感じてしまい、強烈な害意を持ちます。
ノーモア死体蹴り
死体蹴りというのは対戦ゲームで敗者に対していともたやすく行われる残虐な追い打ち攻撃の事です・・・
煽り運転をしてしまうロードレイジもそんな「相手の行動の裏に悪意がある」と捉えてしまう傾向にあるようです。ロードは道路、レイジは怒り。怒ってるんです。あの人たちは。
「敵意帰属バイアス」そんな風に言うらしいですね。
やられたらやり返す、倍返しだ精神で攻撃行動に移るらしいです。
一次感情の原因を知って準備。してみた。
そういう一次感情の結果の二次感情で「怒り」として表出するものというのが分かれば結構、準備できるものです。
・自分の中で原因を探ること
意識出来てたら割と準備はできます。怒りを表出するしないに関わらず。
で、自分はどうしてるかというと
二次感情で怒りになるということを知ってからなんか不安とか焦りとかに晒されたら
「やばい、これ怒りになるかも・・・」
と心の中で準備をするように心掛けていました。
まぁでも、準備したところでダメな時はダメでしたけど大分違いました。
これは心の持ちようですが知るだけで全然違いました。原因知るの大事・・・
6秒ルールどうなの?練習がいると思います
6秒ルール!6秒ルール!
これアンガーマネジメントでセットで聞くこと多いと思うんですよ。
「6秒数えれば怒りはそこまで持続しない」
でも、聞いたときに私は思いました。
いや、6秒経っても相手は消えていないし、怒りにさらされている状態が持続していることが多いんですけど・・・
実際、限られた状況で有効だと思いますが、アンガーマネジメントの研修を受けた後で、「いまだ、6秒ルール!」と意識してみたことがあるんですね、何度か。
結果、私はダメでした。
でも、
- 相手から離れる
- 怒りの元を遠ざける
をすれば、まあ使えないこともないかなと言う印象です。
6秒経っても怒りの発生する状況は持続していますので、逃げればまぁ・・・ありでした・・・
微妙か!
アンガーログつけてみた。まぁ効果あり
怒りの見える化。
アンガーログは要するに日記ですね。
実はこれ、アプリもあるので是非検索してみてください。(ただ、ちょーっと使いにくかったです)
で、なにするかというと怒りのボルテージを10段階で書き残すんです。
概要もちょっくら書くのも良いかもしれませんね。書くこと大事。
紙に書き出す思考は素直!
で、書き出すことの目的の一つは
・怒りにさらされる時間とか法則を予測して怒りに備える
なんです。
これ、意外と付けてて役に立ちました。
やってみるとなんと3~5月 7~9月
もっと言うと水曜日、金曜日に。これでもかってくらいマーカーが集中しています。「な、なんじゃこりゃ」と振り返ると、私が怒りに多く晒されるのは所謂、繁忙期。
忙しい時期にマーカーがつけてありました。
確かに。
忙しいと、周りのスタッフもピリピリし出します。
ピリピリされると私もちょっと嫌になります。
私の怒りは、思い返せば、他の人の怒りに反応して怒ることが多かったです。
逆切れタイプかな?
たしかに、そうかもしれませんが、何かに追われているときに怒る人が多いという事に気付きました。
実際、講師の先生も「忙しい時間にあれこれいわれると怒ることが多かった」ようなので、忙しい時間に集中している自分の怒りの傾向を掴むことができたようです。
私はもう一年近くアンガーログつけています。やってみた結果
怒りの傾向を知れば多少は準備できるようになりました。
やってみるまで、怒りの規則性に気付きませんでした。それがわかれば「あ、今日やべー日だ、気をつけよ」と心がける事が出来ました。アンガーログはありでした・・・
後で見返すとちょっとおもろい
私も、記事書くために見返してたら「あ、結構怒ってるなぁ」と面白かったです。
まぁ、書いてる当時は地獄に居るみたいですけどね・・・。内容も人に見せられねえ・・・。
怒りを観察して気付いた身を守るための怒り。不安、焦りがある時程、怒りに注意
怒りの観察をして気付いたのですが・・・
冒頭の怒りの一次感情を意識して観察することで、怒りの種類。
問題が発生した際に受ける責任から身を守る怒りが自分だけでなく周りに起こることに気付きました。
どういうことかと言うとたとえば仕事で
「トラブルが発生して、これを解決しないと怒られる」
「預かっている子どもにけがを負わせてしまった」
「今から大切な会議があるのにみんなでテンポよく準備をしてくれないと私が怒られる」
私の身の回りだとこんな感じで背景に自分が責任を問われるシチュエーションで焦り、不安があると怒りが起こりやすいことに気付きました。
厳しい教員の背景に恐ろしい学年主任・・・
ラオシャンロンの背景にミラボレアス・・・
よく職場で、トラブルにすぐに対応しないといけないのに「これを聞いたの〇〇さんでしたよね?」ってな具合に犯人探ししませんか?
不安や焦りがあるほど誰かの責任にしたりしがちな空気感があるので、自分もそれをしてしまいます。身を守るために。
以前ぼんやり聞いていたあるリベラルなお金の大学のYouTubeで「仕事に集中すること」と言う風に言っていた記憶がありますが本当にその通りだと思いました。
こういう焦りに気付くためにも一次感情に目を向けるのって大切だなと思いました。
誰かに期待するのはよそう。やってみた。
で、怒りが沸くときってこんな風になってるのに
「誰も手伝ってくれない」
「疲れてるんだから家事くらいやっててくれてもいいじゃない」
と自然と期待してるのですが、そういう自分の価値観だとか期待を相手に押し付けているので怒りに変わりやすいようです。
自分はこれを聞いた時、この知らずにしている期待に気付くために日記のようなメモを書いています。
長らく続けているのですが
「あのとき、〇〇さんにこう期待していたけど言わなきゃわからなかったよな」とかメモを伴った思考により書くことが出来れば気付くことができました。
6秒ルールとかはやってもできない事が多かったですが、振り返りに時間を掛ければ自分が出来なかったこと(気持ちを伝えられなかったこと)に気付くことが多くありました。
自分も口に出していない期待していることが多々あったのでなるべく減らすように意識して過ごすと、思ったより怒らない他の技術よりも効果が出るのが早かったです。
「ああ、これやってくれてなかったけど言えばよかったな」
とか人生、なにかしてあげるくらいが丁度いいらしいです。
余裕がないときは仕方ないですが、この考えに怒りながらもたどり着けたときには諦めがついています。これは持ってたら便利でした・・・
GIVEのやつかー
作業に打ち込む。怒りリソース奪い最強だった。
それでも怒ってしまうどうしようもない時は、作業に打ち込んで頭が怒りにそそぐリソースを殺せばいいようで、
「怒った時は、大音量で音楽聞きながら歌を歌うよ!」
とか
「自分で決めた言葉を何度も唱えるよ」
というのを聞いて、ちょいちょい実践しています。
講習会で魔法の言葉をおのおの決めてましたね。私は「面白くなってきやがった」にしたけど定着しなかったな・・・
実際、何かに打ち込んでいる時って感情を忘れますよね。多分どんな人も。
私は「あ、やばい腹立つ」という時にすかさず1(ワン)を唱え続けます。
結果、これ最強な気がします。私にドはまり。
私の怒りは持続性が強いので、言葉を唱える事でその怒りのリソースを潰せることが多いです。
効果は唱えている間くらいですが、十分すぎる恩恵と即効性でした。これ最強ですわ・・・。
面白くなってきやがった(笑)
まとめ
結局のところ、色々試したのですが、自分の場合、
- 怒りの燃料を絶やすためにその場から逃げるように離れたり
- 怒りの燃料になりそうな一次感情を知ったり
- 怒りのリソースを潰すこと
そしておまけに人生あげるくらいが丁度いい
ですかね。
アンガーマネジメントはトレーニングなので筋トレのようにこれから続けていきたいです。
やってみたら、まあすごくではないですけど、どの技術もじわじわと効いてきました。
歳取っただけな気もする
おのれ・・・、1,1,1,1・・・。
むかつく相手にもあえて「お願いする」テクニック。
フランクリン効果についてはこちら
読書も心があんていするぞい
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