植物がメンタルに良いという一文を見た、ある午後。
私、実はね、園芸店もやってるんですよ・・・。
え、意外。
実は、結構、生物学とか植物とか好きで、その多彩な生存戦略を見ていたらなんかのめり込んでしまってですね。とくにヤシとかすごいですよ。冒険家ですよ。船に乗って日光や栄養を独占するために旅に出た種でもうこれ人間なみにかしこいなぁと思うわけなんですよ。小麦に擬態して人間に好かれようとした種もいるし植物って本当に奥が深くて楽しいんですよね。大体、食べられるために実を結んで、種を他の種に運ばせるとかちょっと変態すぎませんか、もうこれ、宇宙を作り出した人マジでデザイナーというか、生物が排泄したものを栄養にしてさらに育つとか、発想が宇宙ヤバイすぎて眠れなくなりませんか
うわ、今回この人めっちゃしゃべりそう、やだなー
で、ホーキング博士は言ったんですよ「神はサイコロを振り続ける」ってねえ聞いてますか
ぷぅ
今回は、植物を日常的にお客さんに「あのう、植物飾りたいんですけど、どれがいいですか?」と言われている私が植物やったことないんだよねという方向けに記事を書こうと思います。
メンタルやってるから、植物で癒されてみようかなという方に読んで欲しいな。
ちなみに今回は部屋用の観葉植物編ということでお願いします・・・。
おすすめ植物三選。テーブルヤシ、アレカヤシ、モンステラ。
テーブルヤシ
アレカヤシ
モンステラ
私的おすすめ三つえらべと言われたらこれですね。
同じようなヤシが二つあります!
どちらも難易度は低いですが、「枯らしちゃうよ」という方はこれから述べる観葉植物の基本を見ていってください。
水を毎日あげるな。
たくさん、水をあげていたのにサボテンを枯らして馬鹿にされたことがあります。
なんならサボテン一番難しいですよ。水の管理と日当たりと
マジでか、ちょっとぶん殴ってくる、ぱしーん
水は季節によっては毎日あげないほうが良いです。「水は毎日あげましょう」という言葉を鵜呑みにされているお客さんがよくおられます。
植物に毎日水をあげるというのは種類や、季節によってはNGです。
というのも、過剰な水あげは根腐れといって溺死させる要因になるからです。
「適切に土を乾かせる。そして、水をあげる」と普段からお客さまにご説明してます。
土の表面を見て乾いている感じがしたら水をあげるタイミングです。
あと、私は
・土に指をつっこんで湿ってないか、
・鉢を持ち上げてずっしりしてないか(ずっしりしてたらまだ水が残っている)
この2点を確認してから水をあげてます。
土は大事。ひどい土を使おうとしていませんか?
この間、育たんから見てくれと写真を見せてくれたのですが、まっ白い変な土使ってて、「この土はなんですか」と聞いたら、「その辺で使い古した古~い土」だったという・・・。(実話)
さすがに、それはあかんってわかる
驚くべきことに私はそんな「どっかで拾ってきた土」を入れる例を3年で15件くらい見てきました・・・。
土のこともよく「いろいろ混ぜた方がいいのか」とか聞かれますが、私がお客さまに案内しているのはこれです。土ならこれで十分。
観葉植物の土なら、もうこの土だけで良い気がしています。
たしかに私も、この土にいろいろ混ぜたりしますが、それはさらに軽くしたり、乾きをよくしたり、逆に水持ちをよくしたりという単なるカスタマイズです。
底石くらいは詰めてあげてもいいと思います。あれをすると土の呼吸がしやすくなるんです。
その植物の個体としての性格がわかってきたらやればいいと思います。(長くなるから割愛)
あと、園芸用の土。部屋でやるとキノコ生えてきます。注意。
鉢選びも重要。可愛さだけ見て大きい鉢に植えようとしていませんか?
大きい鉢は毒なんです・・・。
水のあげ過ぎがNGという話をしましたが、大きな鉢だと土が多いため、相対的に水が多くなりがちです。
ビールジョッキを想像してください。
大好きなビールでも、自分に合わないサイズだと飲みすぎになってしまいますよね?それと同じ感じです。
私はいっこうに構わん!
色々な植物で実験しているのですが、私が冒頭にあげたテーブルヤシ、アレカヤシあたりは鉢は割とタイトめな感じで良いみたいです。
実は大切。風の循環。
隊長!虫が湧いたり病気になったっす!!
あ、風ですね・・・。
風、実はとても大切なんですよね。
人間にも空気循環が大切なのですが植物にとっても大切なんです。
逆に言えば、植物にとって悪い環境であれば人間にとっても悪い可能性がありますよね。
私も園芸店の人に聞いて衝撃でした。どうも、サーキュレーターを回し続けたほうが良いらしいですので、私もお客さまにおすすめしていたりします。
火事には気を付けてね
植物を選ぶのはあなたではなく部屋の環境である。
選ばしてくれたって良いじゃない
けっこう、いばらの道ですよ?
水、土、風はお金で揃います。が、光はどうしても環境に左右されます。
最初は元気に見えても光が無ければ少しずつ元気じゃなくなってしまいます。
逆に強すぎても葉焼けといって、強い日に慣れていなければ葉がやけどを負います。
お客さまのなかに「ここにしか置けないんですけど」と日なし風なしの場所を指定して来られる方がいるのですがやんわり「正直やめておけ」とお伝えしております。
日が届きにくい、狭い場所でも安心。テーブルヤシの魅力に迫る。
植物はじめて置くのにも、場所がちょっと。ちょっとちょっとな人にはこれをお勧めいたします。何も考えなくても良いです・・・。
テーブルヤシと聞いてまず、想像するのは育てやすさです。
成長も遅く、いきなり巨大にならないので部屋のインテリアとして長い付き合いができるのではないかと思います。
弱点
- 強い日の光。
- あと、吸水力が弱いようなので水のやり過ぎは厳禁。あげるのは土が乾いてから。
- 弱ると葉っぱにカイガラムシという虫が湧くこともあります。
カイガラムシはこれで退治
空気清浄能力バツグン!アレカヤシの魅力。
存在感があるヤシです。大きな株であれば部屋のシンボルツリーにもなります・・・。
NASAが認めるほどの空気清浄能力を持っているのできっと部屋の空気がきれいになっているんではないでしょうか。
弱点
- でけえ!
- 強い日の光に弱い。
- 弱ると葉っぱにカイガラムシが湧きます。
ちょっとマニアックな話ですが市場で回ってるアレカヤシって、実は厳密に言うとアレカヤシではありません。日本で流通させてる花屋さんが名前ミスったとのことです。
ほんとうのアレカヤシはもっとちょこーんとしてるやつです。難しくて5鉢枯らしました。
観賞価値ばつぐん。モンステラが大好き。
私の大好きな植物です。葉っぱの形もおしゃれで、部屋に置くと生活変わります、ただ・・・、
ただ?
大きくなるとその風格は「プラント42」(バイオハザードに出てくるやたらでかい人食い植物)を思わせる大きさに育ちます・・・。私の家には6年生きている個体が居ますが天井に余裕で届いています・・・。
山田くーん、V-JOLT持ってきてー。
モンステラは初めてでも枯らしにくいのですが、暗すぎる部屋に置いておくと葉っぱは小さいのににょろにょろと徒長し、弱くて不格好な株になってしまいます。
また、先ほど述べたように、とても大きくなりやすい株なので
剪定して形を整えていくとよいと思います。
あえて伸ばすやり方も私は嫌いではありません。
モンステラはね笑うんですよ。寝室なんかに置いてテーブルランプの照明を当てると。風でシルエットが揺れて。もうそれがかわいくて愛しくて人生狂いました。デュフフ
あと、葉っぱをたくさんつけるんですけど、それを時々分けてもらってお皿なんかにして料理出したら盛り上がりますよ、是非試してほしいです!
あとね、モンステラの葉っぱに切れ込みがあるのって、いろんな説があるんですけどね。自分よりも低い位置にある植物にも光を分け与えるっていう説もあってね!私この説大好きなんですよ!
何しても、死ににくいハワイの雑草「ポトス」も良いですけどね。垂れてきてかわいい。
ホントはね!メキシコケンチャヤシとかフェニックスロベレニーとかおすすめしたいねん、でもみっつ、みっつまでって言うからぁ!!
ついに壊れた!
気が付けば家がジャングル。
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