突然、不意に死が怖くなって。大きな宇宙が怖くなって不安なまま過ぎることありませんか。
一人暮らしのしんとした部屋の中。
私はそんなこと考えて眠れないことがよくありました。
子ども達によくよく聞いて見たら意外と同じこと考えていた子が多かったみたいです。
今日はそんな話です。
怖くて不安で眠れなくて。
スマホ握ってるあなた。
よかったらお付き合いください。
死への恐怖 タナトフォビア
子どもの時とかに、急に死ぬことが怖くなることありませんか。
私は保育中子どもに『ぼくね、死にたくない』とか泣き出されたことあります。
この子(いろいろと)すげえなと思ったんですけど、よくよく考えてみれば自分も小さい頃、こんな風に生きてるけどいつか死ぬんだとかお母さんもお父さんもいつか死んでいなくなるんだと、不安になることが頻繁にありました。
これ、名まえついてるらしいんですね。
タナトフォビアというらしいです。
深刻なものになると、生活もままならんレベルの不安に陥るそうです。
自分は保育従事者という立場で多くの子どもに囲まれているのでせっかくなので、『死ぬのが怖くてどうしようもない時ってある?』というふうに聞いてみることにしました。
『あるよー』『よくある』『ひとりでおふとんはいってるとき』
意外とみんな考えてるんですね
ひとり、ある男の子が『だいすきなポケモンカードの事を考えるとなくなる』と言ってました。
そうなんです。
タナトフォビアに有効なのは気を紛らわし続けること。それが有効なようです。
永遠への恐怖 アペイロフォビア
私は最近、死ぬこともまあまた人生なのかなぁと思いました。
ただ、体調が悪い時の夜中。
眠れない長くなりそうな夜に。
人間の過ごしてきた、長い時間について考えて見たりします。
ただでさえ、大人になるまで長くかかった自分の人生。大人になってから、いろんな仕事について結婚なんかもして。
そういう同じように過ごしてきた人は自分だけでなくて。
みんな自分の人生を全うして。
最後の地球に人間が居なくなって。
宇宙が終わって。
そしたらまた別の宇宙がはじまって。
同じように、人生を営む誰かが誰かを作り出して。
もうこうなると、ダメですね。今いる自分が何かすごく小さくて怖くなります。
あまりにも眠れなくなったら。お酒でも飲んでやりすごしたりします。
いろんなフォビアがある
集合体恐怖症なんかも有名になってきましたね。
子どもたちと
これぞくぞくってくる?
あ、こっちもぞくぞくってなるよという変態的な遊びをしていました。
そういえば、高いビルを真下から見ては、なんかゾクゾクさせてましたね、この変態
巨象恐怖症。メガロフォビアを利用した遊びです。足がすくむけどあのゾクゾクがいいんですよ
話はだいぶ反れてしまいましたが、
広がる宇宙の無限の恐怖や、迫りくる死の恐怖に対して私たちができることは
気を紛らわせ続ける事。
マインドフルネスのようにいまここに集中したり、夢中になれる作業に没頭したり。
人間の一生はそういう怖いものから気を紛らわせ続けるものなのかなと思ったり。
没頭できるものの一つに与えられた仕事がありますね。
アラン先生も「仕事が無ければ毒々しい快楽に耽ってしまう」みたいなこと言ってました。
毒々しい快楽ってあのゾクゾク遊びのやつか!?
ちょっと違う
人は死ぬ。だから良い
人は死ぬからいいんじゃないですか
たとえ死んでも、何も生み出さなくても。存在することで何らかのバトンを渡しているんですよね
人間に寿命がどうして設定されてるのか。ということに触れた本を読みました。
その気になれば不死にもなれるようだったのですが。
死ぬことで、進化したり、病気に体制を持ったり次の世代にバトンを渡しているようです。
逆に人が死ななければ。
人間はアップデートされず、ウイルスに葬りさられてしまうようです。
死んで繋いで死んで繋いで。
そのペースが速い種は、進化のペースも早く。よりすばやく環境に適用していったみたいです。
死ぬことは必要なことみたいです。
死ぬのは怖いけどね
とりあえず、明日また、必要とされてる仕事に没頭しませんか。
気を紛らわせ続けるんです。豊かに。
明日、有給なんですよ。お仕事いってらっしゃい。
お、おのれ・・・
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