精神科の薬をいろいろ飲んできた私の体験談
コンサータ・トリンテリックス・サインバルタ・睡眠薬の正直レビュー

こころ



※この記事は個人の体験談です。
医療的な助言を目的としたものではありません。
精神科の薬の効果や副作用には個人差があります。
薬の使用・中止・変更については必ず医師や薬剤師に相談してください。



精神科の薬というと、少し怖いイメージを持つ人もいるかもしれません。

私自身も最初はそうでした。

ただ振り返ってみると、私はこれまでかなり多くの精神科の薬を経験してきました。
抗不安薬、抗うつ薬、睡眠薬、そしてADHDの治療薬。

効いた薬。
正直よく分からなかった薬。
副作用で失敗した薬。

この記事では、私が実際に飲んできた精神科の薬について、できるだけ正直な体験を書いてみたいと思います。

あくまで個人の体験ですが、これから治療を受ける人や、同じように悩んでいる人の参考になればと思います。



【コンサータ】

私にとって一番大きな変化をもたらしたのは、ADHDの治療薬であるコンサータでした。

飲もうと思ったきっかけは、財布を短期間で二回置き忘れたことです。

一度ならまだしも二度。
そのとき私はかなり焦りました。

ちょうどその頃、結婚を考えている時期でもあり、「このままで大丈夫なのだろうか」と急に不安になりました。

そんな流れで精神科を受診し、コンサータを処方されました。

最初の一日は、副作用のような感覚で少ししんどかったのを覚えています。
しかし数日すると、少しずつ変化が出てきました。

頭の中の霧が晴れていくような感覚です。

それまでの私は、考えが途中で散ってしまうことが多かったのですが、コンサータを飲むと、思考が一本の線でつながる感じがありました。

当時私は周囲にこう話していました。

「まるで翼が生えたみたいだ」

仕事の進み方も変わりました。
段取りが立てやすくなり、作業がスムーズになりました。

あるときふと、

「あれ、自分結構優秀やんけ……」

と思ったのを覚えています。

能力が上がったというより、能力を邪魔していたものが取り払われたような感覚でした。

面白いことに、この変化は自分より周囲のほうが先に気づいていました。

お客さんから「最近様子が変わりましたね」と言われるようになったのです。

さらに、私の周りで感情のコントロールがうまくできず荒れていた人がいました。
しかしある日から、その人は急に落ち着きました。

理由を聞くと、コンサータを処方されていたそうです。

第三者の変化を見たとき、「この薬は本当に効く人には効くんだな」と思いました。

ただその人は後に服薬をやめました。

「薬を飲むと自分じゃなくなる感じがする」

という理由だったそうです。

薬との付き合い方は人それぞれだと感じました。



【コンサータのゾンビ化】

コンサータにはもう一つ特徴があります。
効果が切れるとかなり分かりやすいことです。

医師からは12時間ほど効くと説明されました。

実際その通りでしたが、薬が切れると

・集中力が落ちる
・思考がぼんやりする
・仕事の動きが鈍くなる

という変化がかなりはっきり出ます。

職場ではこの状態を冗談で

「ゾンビ化」

と呼ぶようになりました。

この言葉を使うことで、周囲も「薬の効果が切れた状態なんだな」と理解してくれるようになりました。



【壊れたスピーカー状態】

医師からは休みの日はコンサータを飲まなくても良いと言われていました。

ただ、飲まない日は自分でも分かるくらい状態が変わります。

集中が散りやすくなり、独り言が増えるのです。

しかも内容はかなり意味不明です。

「ピーナッツ!ピーナッツ!」
「やめろよー、いややめるなよー」

など、思いついた言葉をそのまま口にしてしまいます。

この状態を周囲は「モーゲン・フリーマン」と呼んでいます。


壊れたスピーカーのように独り言をしゃべるからです。

正直、少しうっとおしいらしいです。
反応に困ると言われます。



【長距離運転】

コンサータの効果で意外だったのが運転です。

私はもともと運転するとすぐ疲れたり眠くなったりしていました。

しかしコンサータを飲むと集中が続くためか、長距離運転がかなり楽になりました。

遠出ができるようになったのは、生活の幅という意味でも大きな変化でした。



【トリンテリックス】

抗うつ薬ではトリンテリックスを現在も使っています。

ただ、この薬は副作用がかなりきつかったです。

慣らし期間は

・吐き気
・ふらつき

などがあり、正直かなりしんどかったです。

それでも薬が乗ってくると、無気力で動けなかった状態から動けるようになりました。

ただ、副作用は完全には消えていません。

処方から一年近く経った今でも、投薬タイミングによってはかなり気分が悪くなることがあります。

ただ一つ気づいたことがあります。

脳が覚醒していると副作用が軽くなるのです。

コーヒーを飲む。
運動する。

そうして脳の覚醒度が上がると、吐き気などの副作用がかなり薄くなります。



【サインバルタ】

サインバルタは、うつがかなりひどい時期に処方されました。

しかし私には何に効いているのかよく分からないという印象でした。

効果をあまり実感できず、結果的にその病院からもフェードアウトしてしまいました。



【エチゾラム】

睡眠のためにはエチゾラムも処方されました。

私は夜中に何度も目が覚めるタイプでしたが、この薬でかなり改善しました。

ただし運転前に飲むとかなり眠くなるので、私は運転前には絶対に飲まないようにしています。



【トリアゾラム事件】



睡眠薬で一度大きな失敗をしたことがあります。

薬はトリアゾラムでした。

あまり眠れなかったある日、効きが弱いと思い、普段より多く飲んでしまいました。

その夜、私は職場のグループLINEに意味不明なメッセージを送っていました。

朝スマホを見ると

「とて、もたいて、わるくれ野洲さあいました」

という文字が残っていました。

しかも上司から電話がかかってきていたのです。

「おい、落ち着け。LINE打つのやめろ」

と言われていたそうですが、そのやり取りの記憶はほとんどありません。

深夜にそんなことをしていること自体、そのときの私は何もおかしいと思っていなかったようです。

結局その日は心配されて休むことになりました。

それ以来、この薬は飲んでいません。



【プロマゼパムとロラゼパム】

長く付き合っていた薬にプロマゼパムがあります。

正直、効果はあまり実感していませんでした。
ただ飲まないと調子が悪くなる気がして続けていました。

あるとき自己判断で急にやめてしまいました。

すると一週間ほどで

・強い不安
・焦燥感
・被害妄想
・顔のほてり

などかなりつらい状態になりました。

後から知ったのですが、この薬は急に中断するのがよくないそうです。

医師の判断で代わりに処方されたのがロラゼパムでした。

ただ、この薬は正直「空気のような薬」という印象です。

飲んでも何が変わったか分からない。
しかし飲まないと調子が悪い。

結局、今も飲み続けています。



【おわりに】

これまで私が飲んできた精神科の薬の印象を簡単にまとめるとこうなります。

コンサータ
思考がクリアになる感覚。人生が変わったと感じた薬。

トリンテリックス
副作用はきついが無気力から動ける状態に戻してくれた。

サインバルタ
私には効果がよく分からなかった。

エチゾラム
睡眠改善。ただし運転前は危険。

トリアゾラム
怪文書LINE事件を起こした薬。それ以来飲んでいない。

プロマゼパム
急にやめたらかなり調子が悪くなった。

ロラゼパム
空気のような薬。でも飲まないと調子が悪い。

精神科の薬は魔法ではありません。

しかし生活を少し楽にする道具にはなると思います。

私にとって精神科の薬は、そんな存在です。

■まとめ

これまで私が飲んできた精神科の薬の印象を簡単にまとめるとこうなります。

コンサータ 
思考がクリアになる感覚。人生が変わったと感じた薬。

トリンテリックス 
副作用はかなりきついが、無気力から動ける状態に戻してくれた。

サインバルタ 
私には効果がよく分からなかった。

エチゾラム 
睡眠の質が改善した。ただし運転前に飲むとかなり危険。

トリアゾラム 
怪文書LINE事件を起こした薬。それ以来飲んでいない。

プロマゼパム 
長く付き合った薬。急にやめたらかなり調子が悪くなった。

ロラゼパム 
正直「空気のような薬」。効いている実感は薄いが飲まないと調子が悪い。

訳アリな元会社勤め。発達障害を持ちながら(主に)小学生を世話する仕事をするようになった。恐ろしいことに小学生の育成支援のプロフェッショナルと名乗らなければいけないことに最近気づいた。月に何件かこころだとか、教育の勉強会に金を貰いながら行けるので性に合ってる今日この頃。自己目標は「人格の成熟」メンタルがやられていると書くことで発散しようと筆が進む。

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