(イラストゲスト: ゼンマイじかけ(@ZenmaiPropeller)さん / Twitter)
私は大型連休になると毎回、心が病んでいました。
というのも、予定もなにもなく、ダラダラと過ごす休日の中、楽しそうな雰囲気の街並みを見ると世間から置いてけぼりにされている気分になっていたからです。
休みがあることはうれしいんですけど、楽しい世間から置いて行かれ孤独を感じるまま見る夕日は辛く悲しい気持ちを一層強くするものでした。
没頭できるものがあれば話は違いますが、それもなければ休みは虚しさを浴びせてきます。
この記事は、帰省が元気を与えてくれるということについて触れていきたいと思います。
くにへ かえるんだな おまえにもかぞくがいるだろう
連休中に充実した気持ちを味わえないと気持ちがネガティブに落ちる。
かつての自分です
元気がない時に迎える休みの日こそ地獄に近いと私は思います。
私はうつ病に罹患し何をする元気もない時期がありました。
そんな時でも買い物はするわけなのですが、ショッピングモールが一番近場だったために里帰りなどでにぎやかな休みの雰囲気を嫌でも味わうことになるわけなんですね。
そんなとき、充実した休みを過ごせない自分は世間から取り残された気分になります。
クリスマスの日なんかも最悪で、まるで自分だけ楽しい世界からつまはじきにされている気分でした。
新しい体験やドキドキを供給しないと人間は感動出来ない。
休みのその日に「今日どこ行こうか」などと計画を立てようとしても、
大した計画は立てられず、近場に買い物に行くだけで休みが終わります。
とはいえ、新しい体験を得るためには準備も必要だしお金も要ります。
てっとり早く元気になるには家族や大切な人のいる場所に帰るということが一番なのかもしれません。
人間は人と関わると元気になる生き物。孤立すると死ぬ。
死ぬって書いてるけどマジなんです。
もともと、人間は狩猟採集時代、集団で生活していました。
人間が孤立すると心が枯れていくのは、本能的な問題で。
「一人になると生存確率が下がる」という脳からの命令かもしれません。
結局は本能。
夜の森が怖いのも「行くな」っていう本能ですからね。
あなたの味方に会いに行くと元気になる。人間関係の溜め。
あなたの大切な人のいる場所にいるメリットは沢山あります。
人間は味方に囲まれる安心できる場所があれば、自己肯定感を取り戻すことができます。
それは、自分を出しても攻撃されることがないからです。
あなたは会社や学校で主張すると、その意見は叩き潰されるだろうと思って何も言えないことはありませんか?そんな心配なく自分を出せる場所。それが安心できる居場所の様です。
「居場所の担保」といったり
「人間関係の溜め」とも呼ばれています。
そんな場所を確保できていれば
「失敗したとしても、自分には帰る場所がある」という思考が出来るようになり、すべてにおいて自信をもって行動できるようになるようです。
親はあなたよりも先に死にます。帰れるうちに帰っておいた方が良いと思いますよ。
辛いことからの逃げ場所を確保しておく。
辛い状況からの逃げ場所を確保すれば自然と、元気を取り戻すことができます。
「自分にはこの職場しかないんだ」という方は、その場所で大きな失敗をした時にどこにも行き場がなくなってしまいます。
「居場所がない」という風に悩んでいる人が居れば、自分が出せる安心できる逃げ場があることを思い出すために、あるいは作り出すためにあなたの味方の元に帰るのはどうでしょうか。
居場所の担保というらしいですね。
もうひとつ居場所があればこころは丈夫になります。
居場所の担保はおでかけして見つけるんでしたね。
おわりに
人間は人に囲まれると元気になるんですね。
あなたの味方に会いに行きましょう
なんだかんだで、あなたと会えると嬉しい人は居ると思います。
思い出すだけ。
結論:くにへかえれば元気になれる
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