いつからハイボールがゼロカロリーだと錯覚していた?休職中に飲み続けて6kg太った話

休職中、私はとにかく落ち込んでいた。

夜になると気分が沈む。仕事を休んでいるので時間だけはある。しかし、何かを楽しむ元気はない。

ゲームを始めても面白くない。本を開いても内容が頭に入らない。

そんな夜、知らず知らずのうちに酒へ手が伸びる。

「酒、飲まずにはいられないッ!!!」

こうして私のハイボール生活は始まった。

そして約1か月半後、体重は6kg増えていた。

どうしてこうなった。

「糖質ゼロなら太らない」と思っていた

当時の私は、糖質さえ取らなければ太らないと思っていた。

ハイボールには基本的に糖質がほとんどない。糖質ゼロをうたったビールもある。

ならば大丈夫だろう。

炭水化物を食べるより、ハイボールを飲んでいるほうがダイエットにはマシ。そんな謎理論を堂々と採用していた。

ところがどっこい。

糖質ゼロは、カロリーゼロではない。

そうじゃねーだろ。なぜ私はそこを同じ意味として処理した。

「37kcal」の正体

糖質ゼロのビールを見ると、カロリー表示には「37kcal」と書かれていた。

たった37kcal。

これなら水みたいなものではないか。多少飲んでも問題ないだろう。

そう思っていたのだが、よく見ると小さく書いてある。

「100ml当たり」

500mlなら単純計算で185kcalである。

37kcalしかないと思って飲んでいたものが、実際には約5倍。

よくもだましたな。

いや、最初からちゃんと書いてある。だまされたのではない。私が見ていなかっただけだ。

アルコールそのものにカロリーがある

そもそもアルコールには、1g当たり約7.1kcalのエネルギーがある。

糖質やたんぱく質は1g当たり4kcalなので、アルコールはそれより高い。脂質の9kcalには及ばないが、思っていたよりずっと強敵だった。

厚生労働省の情報でも、糖質ゼロの商品であっても、アルコール自体が高エネルギーであることが説明されている。つまり、「甘くない」「糖質がない」というだけでは、カロリーまで消えてくれないのだ。

参考:厚生労働省「アルコールとメタボリックシンドローム」

エンプティーカロリーという言葉もあるが、「いくら飲んでも太らない魔法のカロリー」という意味ではない。

そこを都合よく解釈してはいけない。

角瓶が4日で消えていた

さらに問題だったのが、ハイボールを自分で作っていたことだ。

私はウイスキーを計量していなかった。

グラスへ目分量でドボドボと注ぎ、炭酸水を入れる。多い日は1杯に90ml近く入れ、それを1日3杯飲むこともあった。

飲み方にはムラがあったが、700mlの角瓶が4日ほどで消えることも珍しくなかった。

蒸発したのか?

そんなわけがない。全部私が飲んだのである。

ハイボールは薄く見える。炭酸水で割るため、量が多くてもジュースのようにゴクゴク飲めてしまう。

しかし、炭酸水をいくら足しても、先に入れたウイスキーのカロリーとアルコール量は消えない。

スライムに水をかけてもスライムが増えるだけで、倒したことにはならない。そういうことだ。

1か月半で体重が6kg増えた

こうした生活を続けた結果、約1か月半で体重が6kg増えた。

もちろん、増えた6kgのすべてがハイボールだけのせいだとは断言できない。

休職中で活動量が減っていたこともある。生活リズムも崩れていた。酒を飲めば食欲や判断力にも影響するため、知らないうちに食事量が増えていた可能性もある。

それでも、毎晩のように飲んでいたハイボールが無関係だったとは、とても思えない。

糖質ばかりを警戒して、アルコールから入ってくるカロリーを完全に見落としていたのだ。

一番まずかったのは「量を知らなかったこと」

今回の反省点は、酒を飲んだことだけではない。

自分がどれだけ飲んでいるのか、まったく把握していなかったことだ。

「ハイボールを3杯」と言っても、ウイスキー30mlで作る人と、90ml入れる人では中身がまるで違う。

目分量は恐ろしい。

毎日作っていると、少しずつ注ぐ量が増えても気づきにくい。濃い味に慣れれば、昨日と同じ濃さでは物足りなくなってくる。

そこで今は、ウイスキーの量を実際に測るようにしている。

まず、自分が飲んでいる量を知る。

一杯で止められそうな日は一杯で終わらせる。飲まない日も作る。最初から完璧を目指すのではなく、以前より減らせたらそれでよしとする。

少なくとも、角瓶がいつの間にか消滅する怪奇現象は防げる。

落ち込んでいた自分まで責める必要はない

休職中は、夜になると本当にしんどかった。

暇だから飲んでいた部分もある。しかし、それだけではない。落ち込みや孤独、不安を一時的にやわらげるために、酒を必要としていたのだと思う。

だから「あのときの自分は意志が弱かった」と責めるつもりはない。

ただ、心を助けるために始めた習慣が、体重や体調という別の問題を生んでいたことには気づかなければならない。

酒を飲みたい気持ちと、飲む量を把握することは両立できる。

ゼロか百かで考えず、まずは現状を知る。それだけでも、次の行動は変えられる。

糖質ゼロでも、飲んだ事実はゼロにならない

今回、私が学んだことは単純だ。

糖質ゼロは、カロリーゼロではない。

「100ml当たり37kcal」は、500ml飲めば185kcalになる。

そして、ハイボールは炭酸水で薄めても、最初に注いだウイスキーまで消えるわけではない。

いつからゼロカロリーだと錯覚していた?

おそらく、「糖質ゼロ」という都合のいい言葉を見つけた瞬間からだ。

もし最近、なぜか体重が増えている人がいたら、食事だけでなくグラスの中身も一度確認してみてほしい。

犯人は、毎晩シュワシュワしているそいつかもしれない。

訳アリな元会社勤め。発達障害を持ちながら(主に)小学生を世話する仕事をするようになった。恐ろしいことに小学生の育成支援のプロフェッショナルと名乗らなければいけないことに最近気づいた。月に何件かこころだとか、教育の勉強会に金を貰いながら行けるので性に合ってる今日この頃。自己目標は「人格の成熟」メンタルがやられていると書くことで発散しようと筆が進む。

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