映画は好きだ。
でも映画館は結構しんどい。
発達障がいの人なら分かるかもしれない。
まず、体が動かせない。
これが思った以上につらい。
私は映画を見ながら、
・足を揺らしたい
・姿勢を変えたい
・いごいごしたい
・貧乏ゆすりしたい
でも映画館ではできない。
隣の人もいる。
後ろの人もいる。
当然だ。
分かっている。
でも体が「動きたい」と言っている。
2時間近く封印される。
これだけで結構疲れる。
—
そして集中力が持たない。
映画は好きだ。
内容も面白い。
むしろかなり面白い。
それなのに途中から、
「まだ終わらねぇのかな……」
が混ざり始める。
退屈だからじゃない。
脳のスタミナが切れてくるのだ。
面白い。
でも長い。
面白い。
でも帰りたい。
この二つが同時に存在する。
—
そして映画館は音と光が強い。
強いなんてもんじゃない。
予告編からもう始まっている。
爆音。
閃光。
爆発。
爆音。
閃光。
爆発。
殺す気か。
発達障がいの人間に対して、
「今日は刺激耐久テストでもやります?」
みたいな勢いで攻めてくる。
普通の人は平気らしい。
うさんくせえ。
—
そして最大の試練。
スタッフロール。
映画好きの人には怒られるかもしれない。
でも私は結構しんどい。
もう脳が限界である。
終わった。
帰りたい。
でも席を立つのも微妙。
そんな中で始まるスタッフロール。
私は暇つぶしに日本人スタッフを探す。
「田中さん」
いた。
「佐藤さん」
いた。
「山本さん」
いた。
よし。
みたいな遊びで耐える。
—
映画は好きだ。
本当に好きだ。
でも映画館は、
映画を見る場所というより、
刺激と拘束に耐えながら映画を見る場所である。
だから面白い映画を見終わったあと、
感想より先に
「疲れた……」
が出ることがある。
—
発達障がいと映画館。
相性は、正直あまり良くない。
でも懲りずにまた行く。
映画は好きだからだ。
発達障がいと映画館。
こころ

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